かわにしの宝活かし隊
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活動レポート(第2回)
日時:7月10日(日) 13時00分から
場所:旧川西町立第二中学校総合ホール
「かわにしの宝活かし隊」も第2回目を迎え、今回も町内の高校生や一般の方、山形大学や東北文教大学の学生さんら、25名が集まりました。
会場は、今春閉校となった旧川西町立第二中学校の多目的ホール。カーペット敷きのフロアーでは、思い思いの格好で、これからの活動についての下平裕之先生の話に耳を傾けます。
さて、この「活かし隊」は、川西のさまざまな地域資源を「宝」として、まずはこの地域に暮らす私たちがその価値を学び、多くの人に伝えることができるようにすることが目的です。
具体的には、川西の宝を「食物」、「観光」、「歴史・文化」、「自然」の4つのテーマに分けて、この地で暮らす人々が持つ想いとともに、これまでに整理された資料や町外に住む学生さんらのフレッシュで客観的な視点を参考に、「宝」の棚卸しを行います。そして最終的に、最近耳にすることが多い「ご当地検定」の川西版として、川西町に関する問題を集めた「かわにし検定」を作ることになりました。
今回からはテーマごとに4つのグループに分かれ、それぞれのテーマで検定の問題にできそうな川西町の宝を拾い上げていきます。土居洋平先生の進行で、グループ内のコミュニケーションを図ったあと、いよいよ作業に取りかかります。
各グループでは、メンバーが自分たちのテーマに沿った川西町と聞いて思いつくもの、資料から見つけた興味深いものなどを付箋に書き出し整理していきます。これまで川西町に縁のなかった学生さんたちは、このワークショップに参加するために、事前に川西の学習会を開いてきました。それでも実際の作業では、町民の方からの資料にはない情報に興味津々。また、川西町での個人的なエピソードなども、上手に共有すると宝として活かすことができそうです。
最後にグループごとの発表。各グループが集めた「宝」や次回のフィールドワークで実際に調べたいことなどを発表しました。中でも町の花「ダリア」はほぼすべてのグループで話題になっていて、ダリアの認知度の高さを実感する結果となりました。
次回はグループごとに実地調査です。今回興味を持ったものを中心に、川西町内にはどんな宝があるのかを実際にこの目で見てきます!
《各グループのまとめ》
●食グループ
米沢牛の牛スジ煮込みなど全国的に有名な商品がある。また、そばや野菜を地産地消で販売している店も多い。ラーメン屋さんが意外にたくさんあって面白い。次回は直売所の調査や有名な商品を作っている人たちに話を聞きたい。
●観光グループ
ダリヤ園などの観光施設のほか、次回はひょうたん島のモデルになったものなど井上ひさしさんに関するものを調べていきたい。他にも川西町で開かれている祭りなど今までアピールされていない意外なところを探していく。
●自然グループ
四方を名のある山(百名山)に囲まれているのは珍しい。町からあまり離れずに高い山でしか見られない動植物を見ることができる。次は下小松古墳群や川西ダリヤ園に行き、また、川西の自然に詳しい人の話も聞きたい。
●歴史・文化グループ
祭りや神社、古墳などのほか、江戸時代の頃の川西や屋号などを調べると、今の川西町のルーツがいろいろ判ってきそうだ。玉庭地区の古民家や散居集落にも興味をひかれる。次回は、下小松古墳群と川西町の城跡、玉庭の古民家などを訪れ、調査する。